大小二つのアララト山を背にした絶好の位置にあります。キリスト教徒を追害していたトルダット3世によって伝道者グリゴルが幽閉されていた地下牢があります。
当時、聖グリゴルは蛇などのいる穴へ投げ込まれました。トルダット王は「おまえの神様に助けを頼め」と言いました。面白いことに、蛇に噛まれる代わりに鳩が食事をもって来て、そのまま13年間そこで暮らしていました。聖グリゴルはキリスト教を信じていたので生き残ることができました。
ある日トルダット3世の顔はイノシシの顔になってしまいました。王様のお姉さんが夢を見て、それによると病気を治せるのがグリゴルだけということを知ります。そのとき、彼はグリゴルに治すように頼みます。
治ってからやっとキリストを信じるようになり、キリスト教を国教として定め、聖グリゴルを最初の総主教(カトリコス)に任命しました。グリゴルにちなんでアルメニア教会はグレゴリアン教会と言われています。その場所の上に教会を建てらました。